行政書士の就職について考える会

行政書士の選択1.就職して働く

行政書士の就職について考える前に、全体像を見てみましょう。大きく分けて、3つの選択肢が考えられます。次の3つです。
1.就職して働く
2.就職以外の働き方
3.行政書士から広がる道

はじめに、「1.就職して働く」ケースについて説明します。
就職することは、さらに2つの道に分かれていることを意味します。
●行政書士として就職
●行政書士の知識を活かした就職

行政書士として就職するには、行政書士事務所や行政書士業務を行っている事務所への就職があります。後者は、たとえば、弁護士事務所、税理士事務所、会計事務所などで、行政書士分野の案件を扱っている場合があり、そのための要員として採用されるということです。

将来的に、自ら行政書士事務所を設立したい(独立したい)と考えている人は、いったんこれらの事務所に就職して仕事を覚えるのも手です。通常、資格を取ることと仕事ができることは別問題です。仕事のやり方は、仕事をする中で習得していくのが普通の考え方です。もちろん、中には資格をとってすぐに独立する人もいます。戦略があれば可能なのでしょう。

行政書士の知識を活かした就職というのは、一般企業への就職です。法律知識がある人として、書類作成のスペシャリストとして、企業は求めています。行政書士として働くのではなく、法務部や総務部などに配属されます。業務の一環として、行政書士的な業務も行うということです。

会社によっては、行政書士の有資格者であることに対して、資格手当てがつく場合があります。つかない場合でも、他者にできない仕事をこなせるため、評価によい影響をもたらすでしょう。この辺は、自分しだいということになります。

一般企業で働くときは、肩書きがものをいうのではなく、行政書士の知識をどう自分なりに消化して活かしていくのか、そこが勝負になります。営業など一見関係ないような部署に配属されたとしても、知識を活かす方法はあると思います。たとえば、自動車の営業の人は、自動車申請に関する知識があることで信頼を得ることができます。

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