行政書士の就職について考える会

行政書士の選択3.行政書士から広がる道

行政書士の選択、最後3つめは、「3.行政書士から広がる道」です。
この中では、さらに3つの方向が考えられます。
●法律関係の国家資格を目指す(ステップアップ)
●他の国家資格も取る(ダブルライセンス)
●公務員試験を目指す

法律関係の国家資格を目指すというのは、行政書士以上の資格を目指すということです。行政書士は、法律系の資格では登竜門と言われています。比較的取得が容易なため、入門的な位置づけなのです(とはいえ、難関です!)。司法試験、司法書士、税理士、弁理士、社会保険労務士(社労士)などが主なものです。
同じ法律系ということで、試験科目が重なっているということもありますが、もうひとつメリットがあります。それは、受験資格が得られるということです。たとえば、社労士の受験資格の一つに行政書士試験合格がありますし、税理士の受験資格の一つに行政書士業務を3年以上行っていることというのがあります。学歴による受験資格のない人などには、チャンスが開かれることになります。

他の資格も取るというのは、上に書いたことと同じようなことですが、ダブルライセンスで仕事をすることを目的とした考え方です。ステップアップして、たとえば弁護士になった場合は、行政書士とのダブルライセンスのメリットはほとんどありません。でも、社労士やファイナンシャルプランナー(FP)、税理士、宅地建物取引主任者(宅建)などにはメリットがあります。
それは、2つの業務内容で営業すると有利な面がたくさんあるからです。間口が広がってチャンスが増えますし、ひとつのクライアントから複数の案件の依頼を受けることができたり、クライアントからも重宝がられたり、独立後の経営スタイルを考えるとプラスになることが多いのです。もちろん、就職・転職を考える場合にも有利になることは言うまでもありません。

公務員を目指すというのは、公務員試験ということです。公務員試験の試験科目には、法律系の科目がいくつもあります。行政書士で勉強したことがそのまま、公務員試験に生きてきます。そう考えると、一つの勉強で二つの資格が取れるのに近いです。当然、公務員試験のほうが難しいので、先に行政書士をとり、さらに不足(行政書士試験にない科目の対策)を補います。行政書士からのステップアップです。

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